こちらは長編なので、瑛子・時子の親子関係がよく描かれており、また、”洗濯屋”なる人物も現れて、短編を読んでいない人でも内容を理解できると思います。赤と黒がベースの表紙に象徴されるような、人間の「負」の部分が描かれたような作品で、『蒲公英草紙』や『光の帝国』とは真逆の世界。前作のこころあたたまる世界を期待して読むと裏切られるかもしれませんね。 ... Read More
他のレビュアーも書いているように前半は拝島親子の敵がどういうものか分からないままグイグイと読み進めさせられます。中盤部分からぼんやりとした不安が浮かんできて、終盤にくると「なんだこれ?」という気持ちになってしまいます。
失速というのとは違うのですが、前半の高揚感が感じられなくなってくるんです。 ... Read More