ただ読んでいて度々不快感を感じたのが、母親・辻井いつ子さんの執着心に近いほどの「レーベルに対するこだわり」です。ブランドにこだわったり、名前や学歴・職歴にこだわる人ほど、自分に自信のない人が多いのですが、彼女も当時はそのたぐいの人だったのかなと思わせるふしがありました。そういった個人の執着心が無意識のうちに文中にやたら強調されてしまうと、どうしても感動が薄れてしまい、純粋に本を楽しめなくなってしまうものです。「子の手柄や功績で自分の身を飾るステージママ」と思われてしまいそうな印象さえ残ってしまいました。少々後味が悪かったです。 ... Read More